2022年度第3&4ターム


科目名 画像応用数学特論
   2022年度は開講せず

科目名 知能工学実験III
大学 広島市立大学
担当者 宮崎大輔,馬場雅志
宮崎担当分 1.5時間×3コマ×8回(2人)
履修対象 知能工学科 学部学生 3年
必修・選択 必修
履修時間 第3ターム 水3・4・5
講義の目的 コンピュータグラフィックス(CG)とは,計算機内部に保持する3次元形状モデルから2次元の画像を生成する技術である.Java言語を利用したプログラミングを通して,CGに関する知識・原理を理解する.
到達目標 コンピュータグラフィックスに関する基本的な知識・原理を習得し,3次元CGプログラミングによる演習を通じ,基本的なCG画像を作成できる.(知識・技能,思考力・判断力・表現力,主体性)
受講要件 「知能工学実験Ⅰ,Ⅱ」の単位を取得していることが望ましい.同時に,講義科目「コンピュータグラフィックスⅠ,Ⅱ」を受講していることが望ましい.
事前・事後学修 教科書をよく読み,実験内容について予習する.大学の演習室等を利用し,授業時間外もプログラミング演習課題に取り組む.
講義内容
  1. 講義の概要と導入,座標変換,行列,3次元の表示
  2. ポリゴンモデル,隠面消去
  3. 光学的モデルとシェーディング
  4. レイトレーシング法
  5. マッピング
  6. 形状表現
  7. 自由作品制作
  8. まとめ
※授業の順序は変更することがある
教科書等
教科書
小笠原祐治:Javaによる簡単実習3次元CG入門,森北出版
参考書
コンピュータグラフィックス編集委員会編:コンピュータグラフィックス,画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)
野中謙一郎(他):技術レポート作成と発表の基礎技法(改訂版),コロナ社

科目名 画像情報処理
大学 広島市立大学
担当者 宮崎大輔
宮崎担当分 1.5時間×15回
履修対象 知能工学科 学部学生 3年
必修・選択 選択
履修時間 第4ターム 火3 金5
講義の目的 画像処理に関する基礎的な技術を基礎から幅広く学び,画像・映像の入力や処理,認識についてより深く学び,研究するための基礎を築く.
到達目標 ・画像処理の基礎用語,適用分野について説明できるようになること.(知識)
・画像処理の代表的なアルゴリズムの内容,働き,結果等の技術を身につけること.(技能)
受講要件 特になし.
事前・事後学修 デジタル技術の進展によりテレビがデジタル放送に移行するなど,様々な分野に画像処理技術が進出し高度化してきている.もちろんデジタルカメラや携帯電話など,日頃我々が利用している機器でもカメラ画像の情報処理が行われ,新たな機能がどんどん付加されてきている.画像処理を遠い世界の難しい理論と考えず身近なものととらえ,それらの機器がどのような仕組みで動作しているのかなどについて疑問を持ち,また,近年の動向をインターネット等で調べるなどの事前・事後学修に取り組んで欲しい.
講義内容
  1. 画像処理の概要
  2. カメラの概要と歴史
  3. レンズの基礎(レンズの画角と明るさ,ピントとぼけ)
  4. 画像センサ(撮像素子の種類と性質)
  5. 2値画像処理(二値化,膨張・収縮,ラベリング,オイラー数)
  6. 濃淡画像処理(たたみ込みフィルタ演算)
  7. 図形の形状要素(特徴点)
  8. カメラの幾何学(ステレオカメラとエピポーラ幾何,カメラパラメータ行列とその較正)
  9. 3次元計測(奥行き計測,形状計測)の概要
  10. 動画像処理・映像処理
  11. 人間の視覚と光の関係(波長,色覚,色空間と色度)
  12. 光の反射と陰影
  13. 偏光
  14. 深層学習による画像処理
  15. 文化財デジタルアーカイブ

※授業の順序は変更することがある
※上記とは別に期末試験を実施する

教科書等
教科書
特になし.講義資料を適宜配付する.
参考書
ディジタル画像処理,CG-ARTS協会

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