EPSを作ろう

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 論文を書く時、TeXを使う人は結構いるだろう。その時、画像をEPSにしないといけないのが最大の問題である。EPSに変換してくれるフリーソフトはたくさんあるが、ここでは、Microsoft PowerPointとAdobe Illustratorを使った使い方を説明しよう。

 まず、PowerPointで貼りたい画像を作る。この時、文字は無いほうがいいかもしれない。で、その画像をWMFで吐く。WMFで吐く時は、ファイルを保存で保存せず、保存したい図を選択して右クリックしてこの図を保存で保存したほうがいいかもしれない。

 作成したWMFをIllustratorで開く。一部の図形が含まれているとWMFを開けない場合がある。例えば半透明で塗りつぶされた四角はIllustratorでは開けない。不透明の塗りつぶされた四角も開けないことがある。この場合は、四角を塗りつぶさずにWMFを吐き、Illustrator側で塗りつぶしてやると良い。

 画像はグループ化されているので、必要であればグループを解除する。ファイルを保存で保存した場合は、背景のでっかい白い長方形が生成されるが、不要なので削除する。文字を書いていなかった場合は、ここで書く。で、完成した画像をEPSで吐けば良い。

 ただし、ここで注意点がある。EPSを吐く時に、プレビュー画像を付け加えてはいけない事である。プレビュー画像を付けると、TeXで表示できなくなってしまう。また、フォントの問題が発生する場合、EPSを吐く時にフォントを埋め込むか、文字は全てアウトライン作成しておくと良いだろう。


 別の方法を紹介する.これが正統的な方法である.まず,任意のソフトで画像を作る.例えばPowerPointで図を作る.で,その図を印刷しよう.そのとき,プリンタとしてPostScriptプリンタを指定する.「Apple LaserWriter II NTX-J」でもいいし「MINOLTA-QMS magicolor 2200」でもいい.無ければあらかじめインストールしておく.印刷設定画面で「ファイルとして印刷」をチェックする.印刷するとファイルを保存する場所を聞かれるので指定する.これでOK.ファイルはPSファイルになっている.ファイルを保存する際に拡張子をPSにしていなかった場合は,自分でファイルの拡張子をPSに変える.

 で,作成したPSファイルをIllustratorで開く.まず間違いなく開ける.フォントが変になる場合もある.半透明やグラデーションはぎこちないデータになっているので,図を塗りつぶさずにPSファイルを吐き,Illustrator側で塗りつぶしてやるとよいだろう.

 画像はグループ化されているので,必要であればグループを解除する.背景のでっかい白い長方形が生成される場合があるが,不要なので削除する.フォントがおかしいときは修正する.で,完成した画像をEPSで吐けばよい.

 ただし,ここで注意点がある.EPSを吐く時に,プレビュー画像を付け加えてはいけない事である.プレビュー画像を付けると,TeXで表示できなくなってしまう.また,フォントの問題が発生する場合,EPSを吐く時にフォントを埋め込むか,文字は全てアウトライン作成しておくと良いだろう.

 最初に生成したPSファイルをEPSファイルとして利用してもよい.


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